ハノイ旧市街の隠れ家「ビスポーク・トレンディ・ホテル」宿泊記。神対応と絶好の立地を徹底レビュー

ハノイ
スポンサーリンク

ハノイという街の魅力は、混沌とした旧市街のエネルギーにある。しかし、その混沌を最大限に楽しむためには、信頼できる「ベースキャンプ」の存在が不可欠だ。

もちろんハノイにもマリオットやハイアットという老舗高級ホテルはある。しかしながら、せっかくハノイまで来たのだから街場の喧騒もある程度楽しみつつ、とはいえリラックスできる静かで落ち着いた窓ありのホテルを選びたいのが人情だろう。

余談だがベトナムのホテルの部屋はデフォルトで窓がないことも多い。私自身はどんな部屋であれ窓がないのは窮屈で圧迫感を感じてしまうのでNGだと思っている。

2025年8月27日から30日までの4日間、そんな筆者が滞在先に選んだのは、旧市街の核心部に位置する「ビスポーク・トレンディ・ホテル(Bespoke Trendy Hotel Hanoi)」である。先に結論を言うと、ハノイにまた行くならここに泊まりたい、そう思えるほど素敵なホテルだった。

このホテルは単なる「寝床」ではなかった。旅の体験価値を数段引き上げてくれる、ホスピタリティの結晶体であった。その魅力を、宿泊者ならではの視点で紐解いていく。

なお、以前書いたバンコクのおすすめホテル「JALシティ」のレビューもおかげさまでたくさんの支持をいただいている。長期休暇などでバンコクも検討中の旅行者の方はぜひチェックしてほしい。

スポンサーリンク

1. 観光の拠点として、これ以上の選択肢はない

ハノイ旧市街を攻略する上で、立地は何にも代えがたい資産だ。本ホテルはハンガイ通りに位置し、観光の動線が極めてシンプルになる。

旧市街と主要観光スポットに徒歩圏内。ハノイ観光の拠点に便利なロケーション
ちょっと表を散策するだけでこんなベトナムらしい日常が広がる

主要スポットを掌中に収める「神立地」

ベトナム特有の湿度と熱気の中、移動の負担をいかに減らすかが旅の成否を分ける。表にまとめた通り、主要スポットはすべて「日常の散歩」の範囲内だ。

スポット所要時間備考
ホアンキエム湖徒歩約3分朝の散歩や夜のライトアップに最適
ハノイ大教会徒歩約5分周辺にはお洒落なカフェが密集
ビアストリート徒歩約10分ハノイの夜を楽しむなら外せない
コンビニ徒歩1分日用品や飲料の調達も容易
個人的に一番素晴らしかった観光スポットはこのハノイ大聖堂。外見・内観とも非常にフォトジェニックである。

この距離感であれば、日中の観光で汗をかいた際も、一度ホテルに戻って着替えてからディナーへ向かう、といった贅沢な時間の使い方が可能になる。

Grab移動でも迷わない「ランドマーク」としての存在感

ハノイ市内の移動に欠かせないGrabだが、旧市街の複雑な路地ではピックアップ場所の指定に苦労することも多い。しかし、このホテルは道路もそこそこに整備されているのでちゃんと入り口まで横付けでGrab配車が可能だ。

ドライバーとの合流がスムーズであることは、地味ながらも旅のストレスを大きく軽減してくれる。なお、日本人街(リンラン地区など)へ向かう際は、この安定したGrab利用が前提となる。

2. 最上階の隠れ家「ファッションスイート」での贅沢

今回滞在したのは、ホテルの最上階に位置する「ファッションスイート」。この部屋には、他の部屋にはない独自の物語がある。

11階へ続く、遊び心あふれる階段

エレベーターが止まるのは10階まで。そこからさらに一段、専用の階段を上ることで11階のスイートルームへと辿り着く。

この「少しの手間」が、まるで秘密の屋根裏部屋に招待されたかのような高揚感を演出する。1泊1万円程度という、ベトナムの相場からすれば決して安くはない価格だが、この特別感と広さを享受できるのであれば、投資価値は十分すぎるほど高い。

喫煙者にとっての「オアシス」:ベランダの価値

ハノイのホテル選びで盲点となるのが「窓」と「喫煙環境」だ。窓がない、あるいは開かない部屋が少なくない中、このスイートは広々としたプライベートベランダを完備している。

ハノイの喧騒を階下に眺めながら、ベランダで一服する。室内は禁煙という規律を守りつつ、愛煙家としての至福の時間を確保できるのは、何物にも代えがたい魅力であった。

なお部屋の中については下記の動画がある程度参考になると思う。写真だけではちょっと・・・という方はこの動画を見てバスルームや細かな部屋の配置をご確認いただければご納得いただけると思う。(4:10~辺りから)

3. LINEで繋がる、24時間の専属コンシェルジュ

このホテルの本質は、ハードウェアよりもソフトウェア、すなわち「人」にある。

現地スタッフ直伝「ガチのグルメマップ」

チェックインと同時に提案されたのは、スタッフとのLINE交換であった。これが旅を劇的に快適にした。

特筆すべきは、スタッフが個人的に作成した「Google Mapsのマイマップ」の共有だ。そこには観光客向けのレストランではなく、地元民が通う「本当に旨い店」がピン留めされていた。

ガイドブックに載っていない路地裏の名店に辿り着けたのは、間違いなく彼らのサポートのおかげである。質問すれば即座に返信が来る安心感は、見知らぬ土地で何よりの武器となる。

ハノイの名物料理、ブンチャーというつけ麺。オバマ元大統領も食したベトナムを代表する料理だ。

長期滞在者の最適解:格安ランドリーサービス

驚いたのはランドリーサービスの価格設定だ。ホテルの外にあるコインランドリーを探し回るよりも、フロントに預けてしまった方が安く、かつ確実である。

特に夏場のハノイは、一日に何度も着替えが必要になる。1000円も払えば下着の上下にシャツとズボンまで洗濯してもらえて、お釣りも来るほど。安価で清潔なランドリーサービスは、荷物を最小限に抑えたい、そして時間を節約したいスマートな旅行者にとって必須のインフラと言える。

4. 胃袋を掴む、朝食のクオリティ

ホテルの朝食ビュッフェは往々にして飽きがちだが、ここは違った。

毎日でも飽きない「至高のフォー」

朝食会場の主役は、エッグステーションの傍らで供される「作りたてのフォー」だ。

日替わりで提供されるおすすめのフォーは、出汁の深みが街中の有名店にも引けを取らない。朝の胃袋に染み渡るスープ、新鮮なハーブの香り。毎朝、この一杯を食べるために早起きするのが苦にならないほど、クオリティが高い。

席でこのメニューから朝のメインをオーダーする。
このような形で朝食が整う。サラダはビュッフェ形式で好きなだけ。コーヒーはもちろんベトナムコーヒーだ。

オムレツやスクランブルエッグも、リクエストに合わせてその場で調理してくれる。必要以上に品数を増やさず、一つ一つの質を追求する姿勢には好感が持てた。

5. 旅の「最後の一分」まで寄り添うホスピタリティ

筆者がこのホテルを「愛すべき宿」として記憶に刻んだのは、チェックアウト後の対応にあった。

旅のフィナーレを汚さない「シャワー提供」の妙

17時の空港発タクシーまで、チェックアウト後の時間をどう過ごすか。

筆者は荷物を預けて最終日の観光を楽しみ、16時に汗だくでホテルに戻った。するとスタッフは、当然のようにスパのシャワールームを案内してくれた。

「フライト前にさっぱりしてから行かれませんか?」という提案。

ハノイの熱気にさらされた体をリセットし、預けていたスーツケースから新しい服を取り出して着替える。これだけで、長時間のフライトに向かう心理的ハードルは劇的に下がる。顧客が何を求めているかを察知する能力が、極めて高い。

通常チェックアウトは12時だが、この時もレイトチェックアウトの追加料金などは取られなかった。

笑顔で見送るスタッフ総出の別れ

出発の際、手渡されたのはアプリコットのドライフルーツとジャスミン茶。さりげないお土産だが、その心遣いが嬉しい。

そして、タクシーが見えなくなるまで手を振り続けてくれたスタッフ一同の笑顔。それはビジネスライクなサービスではなく、一人の友人を送り出すような温かさに満ちていた。

6. 総評:ハノイの拠点はここ以外に考えられない

「ビスポーク・トレンディ・ホテル」が提供するのは、単なる「宿泊」ではない。ハノイという街を、いかにストレスなく、いかに深く楽しめるかという「体験のデザイン」そのものである。

確かに1泊1万円は安くないかもしれない。しかし、その対価として得られる安心感、情報、そして旅の思い出を豊かにしてくれるスタッフとの交流を考えれば、これほど賢い投資はないだろう。

ハノイへの再訪が決まった時、筆者が最初に予約するのは、間違いなくこの場所である。

項目詳細
ホテル名Bespoke Trendy Hotel Hanoi
推奨の理由圧倒的なホスピタリティと、痒い所に手が届く実務的サポート
価格帯1泊 約10,000円〜(時期・部屋タイプによる)
おすすめ層効率的に観光したい人、喫煙環境を重視する人、現地情報を深く知りたい人
予約方法Trip.com等のOTAで「ビスポーク・トレンディ」を検索
隷好堂
隷好堂

仙台市出身・東京在住の40代サラリーマン。2級ファイナンシャル・プランニング技能士/AFP資格保持。音楽と旅が大好き。

隷好堂をフォローする
ハノイ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
隷好堂をフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました